初めて通る道等で見慣れない標識や道路標示が登場して、普段あまり接しないような交通ルールが施行されている道があると、つい焦ってしまうものです。
その中でも「左折可」の標識は滅多に登場しない非常に接する機会の少ない標識です。
しかし赤信号でも進行して良いという私達の普段の感覚では極めて異質な意味がある標識で、意味を知らず信号に従っていると後続車からクラクションが飛んでくることになります。
白地に青い矢印が描かれ、交差点に入る手前の左側に設置されています。
一方通行の表示と反転されたような意匠ですのでこれも誤認注意です。
この標識がある交差点では、前方の信号が黄や赤でも周りの交通に注意しながら常時左折可能となります。
同様の意味を持つ物に矢印信号があり、これも信号が赤でも信号下で点灯している矢印方向は進行して良い事になっており、こちらは知名度が高いので間違えることはないと思います。
また、左折レーンが、前方の信号の交差点を避けるようにカーブを描いてに左の道路と合流する左折導入路という道路もあります。
この三つの左折表示の意味をきちんと把握していないと交通ルールを守っているつもりなのに実は違反していたという事になりかねませんので十分な注意が必要です。
また歩行者や自転車はこのようなルールを知らずに、車が来ないものと安心して横断歩道を渡っているケースもありますので、この交通ルールが施行されている交差点等では、より気をつけて左折を行う事が接触事故等を回避する為に重要です。